速報!東京都内の路線価は4%上昇に!(一般向け) |
国税庁から、土地の相続税や贈与税を計算する際の基準となる「2018年路線価」が発表されました。全国平均(宅地)では0.7%(前年0.4%)アップして、3年連続の上昇でした。
◆ 日本一の最高路線価は、
33年連続で銀座の「鳩居堂」前に!
東京都中央区銀座5丁目の「鳩居堂」前は、前年比9.9%上昇の4,432万円/㎡(坪1億4,600万円強)で、2年連続の過去最高を更新しました。前年の26%もの上昇幅からは伸び率が鈍化したとはいえ、ひと坪あれば都内で立派な一戸建て住宅が買えるほどのお値段です。
続くトップファイブは、一坪当たり約8,000万円以上の超高額な土地でした。
所在地&路線名 高路線価 上昇率
・第1位 京橋税務署 中央区銀座5丁目「銀座中央通り」 4,432万円/㎡ 9.9%
・第2位 新宿税務署 新宿区新宿3丁目「新宿通り」 2,760 12.7%
・第3位 四谷税務署 同 上 2,560 12.3%
・第4位 麹町税務署 千代田区有楽町2丁目「晴海通り」 2,512 9.0%
・第5位 渋谷税務署 渋谷区宇田川町「渋谷駅側通り」 2,400 11.1%
◆ 東京もオフィス需要などで、23区の税務署別最高路線価もすべてプラスに!
● 最高路線価上昇率トップは、あのブランド街!
前年比115.8%アップで上昇率のトップの座に輝いたのは、高級住宅地でもある港区北青山3丁目の青山通りに面した土地(トップ10の第7位にランクイン)。高級ブランドのフラッグショップも出店する土地柄がブランド力となって11年ぶりの上昇率トップになりました。
2位には足立区千住3丁目「北千住駅西口駅前広場通り」が14.5%で、3位は世田谷区玉川2丁目「玉川通り」が13.2%の上昇率で続きました。
東京都23区内の税務署別の最高路線価全40地点も対前年比でプラスとなり、オフィス需要、外国人による不動産投資のほか、再開発やインバウンド(訪日外国人増)などで、どうやら2020年の東京オリンピックまでは路線価の上昇は続きそうな気配に。
● 多摩地域の最高路線価も、意外に健闘!
東京都多摩地域の8税務所管内の最高路線価も、東京23区内の最高路線価に比べると穏やかな伸びでしたが、順調な伸びを示しました。
・多摩地域の最高路線価は、「立川駅北口駅前広場前」がトップに
立川市曙町2丁目「立川駅北口駅前広場前」が1㎡あたり558万円で、13年連続して一位になりました。続いて、2位には武蔵野市吉祥寺本町1丁目「サンロード」が同457万円、3位には八王子市旭町「八王子駅前広場通り」と町田市原町田6丁目「パークアベニューターミナルロード」が同206万円で並びました。
・上昇率のトップは、8.3%アップで武蔵野市吉祥寺本町1丁目「サンロード」が!
東京23区内のトップ10の上昇率から見れば迫力は落ちますが、二桁の上昇率に近づいた武蔵野市吉祥寺本町1丁目「サンロード」が8.3%の上昇でトップに。続く2位には西東京市田無町2丁目「田無駅北口ロータリー」が7.1%で、3位は町田市原町田6丁目「パークアベニューターミナルロード」が4.0%アップでランクインしました。
SDG相続ドック・グループに加盟されますと、添付の東京都最高路線価の前年対比の表をご覧いただけます。