ATM、メガバンク相互無料化とキャッシュレス化(一般向け) |
2018.11.08

◆ ATM相互無料開放化の中身は?
「メガバンク2行(三菱UFJと三井住友)のいずれかの預金者が、他行のATMから現金引き出し時の手数料を無料」にするとか。
● 無料解放といっても、現金引き出しに限定!
具体的なATMの無料開放化の中身を見ると、★メガバンク2行(三菱UFJと三井住友)限定で、★いずれかの預金者が、★他行のATMから現金引き出し時の手数料を、無料にするというものでした。この取り扱いは、来年上半期(1~6月)に駅前などの銀行店舗外の無人拠点から始めるそうです。
無料でない今は、他行の口座からの現金引き出しにつぎのような手数料がかかっています。
a. 平日日中(8:45~18:00) 108円/回
b. 早朝ないし夜間 216円/回
ところで、アジアの国では他行からの引出し手数料も・・・
(注)「・・・」の記事の内容は、SDG会員ページにてご覧ください。以下同様です。
● ATM無料開放化の現金なワケ
手数料がかかって当たり前と思っていたATMの無料化、それも他行のATM利用時までとなれば、銀行のサービスレベルが上がったのかと思いきや、実はそうではありません。
こうしたサービスは、「銀行にとっての採算向上の一手」につながるからなのです。ネットバンキングやキャッシュレス化の進展・普及、コンビニのATM利用の普及などの波が押し寄せる中で、銀行ATMの利用が減少していることが背景にあるとか。
◆ キャッシュレス化は時代の流れ!?
● 国がキャッシュレス化を進めるワケ
政府は、来年10月からの消費税増税のタイミングをとらえてキャッシュレス化を推進させようとしていますが、思惑通りに事は運ぶのでしょうか。キャッシュレス化は、マイナンバーの登録で政府が個人の・・・
● キャッシュレス化をわずか3年で実現した国!
このところ微妙な関係が続く韓国は、何とキャッシュレス化89.1%とダントツのナンバーワン。実は下記の制度導入までは、今の日本よりも低いキャッシュレス決済状況でした。韓国では、1997年のアジア通貨危機後のIMF管理下での打開策として、・店舗の脱税防止、・消費の活性化を狙って、1999年につぎのような2つの制度を導入・・・
★ 所得控除 ~節税効果に!~
SDG会員ページにてご覧ください。
★ 宝くじ ~一攫千金効果に!~
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★ 店舗でのクレジットカード取り扱い義務づけ
SDG会員ページにてご覧ください。
この結果、わずか3年でキャッシュレス決済が7倍に急増しました。日本のように、消費税の還元セールや消費税ポイント・・・
◆ 現金の持ち歩きやキャッシュレス拒絶反応はリスクに?
キャッシュレス化で政府に個人財産を捕捉されてしまうとか、カードなど使ったことがないという方も、こうした機会にクレジットカードやPASMOなどの利用、スマホ決済になじんでおかれた方が良さそうです。
今すぐでないにしても、キャッシュレス化の進展で現金での買い物ができ・・・
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